エステサロン・脱毛サロン専門のマーケティング会社マーケティング・プロダクト・ファクトリー(MAP)のお知らせ・コラムです。

NEWS &
CASE
お知らせ・ケーススタディ

column
2023.08.22

化粧品やサプリメントを扱う事業は、情報・見識・モラルが重要

弊社はOEM事業だけではなく、国内・海外問わず優れた化粧品をエステティック用にマーケティング上ブランディングを行い、売上を拡大しているコスメ・サプリメントブランドが複数存在します。もちろんクライアントであるエステサロンや弊社の短期的な利益を追求すれば、小ロットで化粧品やサプリメントをオリジナル形式で市場にローンチすることを繰り返せばいいかもしれません。しかしながらそれではエステサロンや弊社のヴィジョンと事業内容にどうしても乖離が生まれてしまいます。
私たちのミッションは、身体や心を美しく・またはデトックスしたいというエステサロンに来客するお客様のニーズを満たすことが大前提なのです。

【目次】
1.店販・施術で使われる化粧品の開発技術は、日々進化している
2.エステサロンが扱う業務・店販商材は、顧客に最適か否かが重要
3.今回のまとめ

店販・施術で使われる化粧品の開発技術は、日々進化している

エステ産業だけに問わず近年の化粧品・サプリメント開発事業は、ライフサイエンスを基盤としたバイオテクノロジーによる新原料・ファインケミカルからの新素材や新製剤の研究が盛んになっています。特にバイオテクノロジーの新原料は発酵技術・植物の組織培養エキスなどから多くの有用物質が生み出されています。具体的にはバイオシコニンやバイオヒアルロン酸・発酵代謝成分・r-リノレン酸含有油脂などが著名なものです。
また弊社が取り扱うスカルプケアが行えるヘアケアブランド(グリーンナチュラル)であれば毛幹の仕上がりをしっとりと潤わすウコン根エキスやクコ果実エキス・頭皮のかゆみやフケの悩みを改善サポートするトリパラエキスやフェネグリークエキスもこういった発見や開発の一素材だといえるでしょう。またスカルプケアにおいては、紫外線・パーマなどに使うアルカリ・熱などの日常的な損傷を緩和するサポートとしても以上の成分は様々な有用性が確認されています。
つまりこういった化粧品素材の研究が進捗することによって、エイジングによる肌の悩みを改善するだけでなく、健やかで健康的な肌を保つことができる可能性が高まるため、一部の方々だけではなく性別問わず大部分である年齢層の役に立てることに繋がるのです。
つまり弊社やエステサロン・各メーカー・ディーラーは、こういった研究成果を日々捉えながらマーケティングや営業活動を行なっていくことが大切であると私たちは考えます。

エステサロンが扱う業務・店販商材は、顧客に最適か否かが重要

いうまでもなく化粧品業界は過当競争といえる状態であり、そうすると私たちのような業者はどうしても「他の企業・サロンより、優れた化粧品をたくさん売らなければいけない」という思考回路が働き、それに基づいたマーケティングや営業活動を行なってしまいます。もちろんこの原則は間違ってはいませんが、化粧品と人との接点を私たちは見落としてはなりません。前述にもあるようにシワを改善する・美白ができる・育毛ができるなどといったような機能的な面を高めていくこと・または高い製品を販売することはとても重要なことですが、化粧品はあくまで人に調和することで、最適な効果性にアプローチすることがベストだということです。化粧品に一定以上の美白成分を含有することで、肌に白斑のリスクは発生しますし、精油には素晴らしい効能がありますが、原液で使うと火傷やかぶれといった皮膚トラブルをもたらします。
これはあくまで私たちの考えですが、人の身体に親和させる化粧品という製品を扱う以上、「高機能」ということを軸にするよりも「最適」を目指すものづくりや製品・原料の選定にこだわることが大切だと考えています。

今回のまとめ

弊社ではクライアントのプロモーション支援を行うことが多々ありますが、その中でリーガルリスクにはかなり繊細にサポートする体制を取っています。この理由はもちろんクライアントであるエステサロンに余計な事業(コスト)リスクを背負わせないというわかりやすいものもありますが、その一方で「プロモーションのモラルを守る」ことが中長期の経営にとって重要であるのだと考えている表れともいえます。当たり前ですが、化粧品やサプリメントは病気を改善する製品ではありません。しかし身体を健やかに・または恒常性維持を助けることはできると思いますし、そのためにはどのような製品をどのように日常的に取り入れていくべきなのかを追求しながら、今後も事業を行なっていこうと考えています。