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2023.08.15

エステティック店販の今後柱となる、スカルプケア製品について

2019年に健康産業新聞が出した記事によると、「頭皮のお悩みを抱える人」は、当時の2年前対比で200万人以上も増加しているとのことでした。毛髪・頭皮に関しての市場は主に中高年の男性が占めていたコンプレックス産業だったのですが、明らかにこの成長は女性のスカルプ市場の上積みによる現象だとマーケティング分析されています。こういったデータや報告に突き動かされるように、もちろんスカルプケアの製品は、美容液・化粧水・もしくはサプリメントまでの成長を促しています。

【目次】
1.売上・新規客数が増えやすい、育毛市場とスカルプローションについて
2.広告表現の禁忌事項。スカルプローションについて
3.今回のまとめ

売上・新規客数が増えやすい、育毛市場とスカルプローションについて

弊社はエステティックサロン様の業績を支援する企業でありますから、もちろんこういったマーケットの動きに合わせて、しっかりとクライアントを成長軌道へと導かなければなりません。ですからスカルプ製品はあらゆるプロフェッショナルブランドよりも優秀なものを準備しており、またこれらの販売は顕著に右肩上がりです。具体的にはシャンプー・コンディショナー・スカルプローション・NMNや腸内サプリメントといったラインナップです。そしてこういった店販ラインナップの中でも、スカルプケアの人気製品類といえばやはりシャンプー・コンディショナー・スカルプローション、そしてまず効果性を感じやすい・新規購入率が高いのは、その中でもスカルプローションです。特に女性が抱える頭皮の悩みとはすなわち、毛髪の分け目・生え際の「見た目」によるところを改善・維持したいことが本音でありますので、頭皮や内部に栄養補給を行うことで短期的な効果を感じやすいスカルプローションのニーズが高くなります。そして私たちも店販の成功は「まず一本試して効果実感を得られるか」というファーストステップがエステサロン店販戦略の成功岐路と考えていますので、スカルプケア店販シェアを伸ばしていくためにはまずスカルプローションの販売をサロン事業者へお薦めをしています。
しかしながらここで考えないといけないことは、プロモーション上の法務には十分気をつけないといけないということです。エステサロンで展開するスカルプローションのほとんどが(弊社の取り扱いも含めて)医薬品・医薬部外品ではなく、あくまで化粧品規格ですから、SNS発信含めたオンライン上の広告・エステ顧客に渡すカタログ制作物にはそれなりの配慮をしないといけないのです。

広告表現の禁忌事項。スカルプローションについて

ここでよくある化粧品の定義を逸脱した広告表現をいくつかご紹介したいと思います。まず製品やメニュー問わずスカルプケアを目的としたものには「発毛・育毛効果があります」と標榜されることが多いですが、これらは医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項についての内容に反しています。そもそも化粧品の効果効能に関しては56種類に限られており、発毛・育毛効果はこれに含まれていません。これについては例えば「毛髪・頭皮のエイジングケア」などの年齢に応じたケアに表現を変更することが適当であるといわれています。
また毛髪を美しく導く・生き生きとした毛髪へ導く。といった表現も目立ちますが、「導く」といった言葉は毛髪や頭皮を改善するということに同義で捉えられるため、これも保つ・もしくはアプローチなどに表現を留める必要があるといわれています。また毛髪を主語とし老化やトラブルを取り戻すような表現も医薬品的表示となるためこれも不可です。また特にエステティック専売製品では化粧品に含有する成分を広告するケースがありますが、特定成分の表記は基本的には認められませんし、例外的に認められる場合はその配合目的を記す必要があるのです。

今回のまとめ

エステティック事業を行う読者の皆様であれば、ここまでを一読いただくと「禁忌といわれる表現はよくカタログやWebサイトで使われているのになぜ?」と不思議に思われる方も多いのではないのでしょうか。これは単純なことで医師法・薬機法・景品表示法などを遵守しているメーカーやディーラー・エステサロンが大変少ないということが結論です。もちろんプロモーションをしていくなかでリスクマネジメントを加えることは手間やコストがかかります。しかしながら弊社はエステサロン様にOEM開発・化粧品販売を通じて大きく売上拡大することを提案しておりますから、クライアントのこういった業務をしっかりと尽力できるよう、十分なサポート体制を築いているのです。