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2023.05.10

セルライト予防の化粧品・バス製品は、春・夏店販のおすすめ

国内のボディケア化粧品売上市場は、2020年2,364億円という前年対比91.1%の着地でしたが、2021年には2,432億円となり、前年対比102.9%をマークし現在についても上昇トレンドです。この要因はコロナにより在宅時間が増加することで、ボディケアに費やす時間が増え、除毛・脱毛料やバス製品が伸びたことです。また、手洗い機会が増えることで手荒れをケアすることも同時に増え、ボディクリーム・ローションが、体を清潔に保つ意識が向上したこともあり関連製品がそれぞれ伸長したといわれています。この伸長幅は、サンタン・サンスクリーンが外出自粛によって需要が落ち込んだり、マスク着用によるリップクリーム需要が落ち込んだ数字を上回っています。

【目次】
1.夏場に向けたエステサロン店販として、バス製品をピックアップ
2.ダイエット関連のボディ化粧品は、エステサロンで店販が行いやすい
3.今回のまとめ

夏場に向けたエステサロン店販として、バス製品をピックアップ

新たな習慣で芽生えた美意識の定着は、コロナによる自粛ムードが緩和しても簡単に崩れるものでありません。エステサロンはこういった潮流にマーケティングを素早く合わせることによって、効率的に店販売上を上げることができるでしょう。今回のコラムでは前回に引き続き、多種あるボディ化粧品からいくつかをピックアップしその効果や特徴を扱っていこうと思います。
現在では女性だけではなく、男性が脱毛をすることも当たり前になりましたが、家庭用のボディ化粧品の一つとして脱毛料(脱毛・除毛・脱色剤)が挙げられます。脱毛料は、腋の下や脚に生えた体毛を除去・または目立たなくするように使用されている製品で、ワックスなどに毛を包んで物理的に抜くものを脱毛料・体毛を化学的に変化させて取り除くものを除毛料としています。物理的除去法である脱毛料は、ワックス脱毛や脱毛粘着テープなどが代表的な製品で、炎症や黒ずみのリスクがありますが、毛根から抜き取るため再び毛が生えてくるのに時間がかかることが人気のある理由です。化学的除去法である除毛料は、基材にチオグリコール酸カルシウムなどの体毛還元剤を配合したもので、ケラチンタンパク質のシスチン結合を化学的に切断することが特徴的です。除毛料は濃度やph値が高い場合、塗布後の放置時間の管理などが難しいことはありますが、痛みがなく家庭用として気軽に使いやすいということが製品のメリットです。
この春から弊社へOEMオファーが多い製品として入浴料が挙げられます。入浴料は浴槽のお湯に温泉成分や有効成分を溶かして美容効果を高めるとともに、香りなどでリラックス効果を与えます。保湿・血行促進・疲労回復などがおもな効果で、錠剤・顆粒剤・浴剤など様々なタイプがあります。代表的な入浴料として主に5種類が挙げられます。もっともメジャーな入浴料で温泉成分である硫酸塩・炭酸塩などを含む無機塩類系入浴料は、身体の血行促進を行います。トウガラシやショウキョウ・ウイキョウ・カミツレ・シャクヤク・ユズ・モモノハなどを用い保湿・血行促進・消炎・鎮静に効果的な薬用植物系入浴料は、従来からの人気入浴料でしょう。粉末・顆粒・錠剤タイプに多い酵素系入浴料は、パパインなどの酵素を配合することで皮膚垢などを綺麗に洗浄する効果があるといわれています。その他にもこれから夏にかけて需要がある清涼系入浴料や、アミノ酸や保湿成分を含んだスキンケア系の入浴料・末梢神経を拡張させ血流量を増加させる炭酸ガスの入浴料など、じつに幅広い製品が市場で売上を伸ばしています。

ダイエット関連のボディ化粧品は、エステサロンで店販が行いやすい

エステサロンが扱う店販ボディ化粧品の中でもっとも売上が上がりやすいといわれているのは、シェイプアップ料です。シェイプアップ料は皮下脂肪や筋肉に適度な運動量を与えることで、余分な水分の排出や血液とリンパ液の循環を助ける効果があります。シェイプアップ料は3種類あり、ボディマッサージ・ボディパック・アンチセルライト料と分けることができます。肌の上ですべりをよくするためのオイルやクリームがボディマッサージ料。皮膚を密閉し、肌温度を上げ発汗を促し、老廃物などを吸着するのがボディパック料・新陳代謝を活性化させ、セルライトの予防や解消を行う製品がアンチセルライト料です。
顧客の身体を管理するエステティシャンが提案をしやすく、購入にも繋がりやすいボディ化粧品はアンチセルライト料なのですが、これは皮下脂肪の仕組みやセルライトへの対策を、日々コミュニケーションとして発信していることが要因です。胎児期・乳児期・思春期に増えた脂肪細胞は、成人期にその数は特に変わりませんが、肥満が進むとその個体が細胞分裂をすることが、近年の研究で明らかになっています。セルライトの特徴は、たるんでいること・硬いことで知られています。それは皮下脂肪結合組織というものが、コラーゲン繊維のネットで包まれていることで、脂肪細胞が太ったり痩せたりするとネットの支えが弱体化すること・中性脂肪は老化によりラードのように硬くなることが原因なのです。セルライトは外から見れば、皮膚表面がオレンジの皮のように凸凹している症状で、血管やリンパ管が細くなりますから、見た目だけではなく健康的にもよくありません。

今回のまとめ

近年の研究では、効率的なダイエットの手法として有酸素運動前に筋トレを行うことが重要であるといわれています。筋トレで成長ホルモンが増えると成長ホルモンの作用で脂肪が分解され、脂肪が燃えやすい遊離脂肪酸に変化すると、有酸素運動とのシナジーが起きやすいことがその要因です。
エステティシャンは販売するボディケア化粧品と合わせて、こういった運動習慣のワンポイントアドバイスなども提供すると、さらなる信頼の獲得へと繋がるでしょう。