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2023.05.09

エステサロンに通い店販を購入することで、肌荒れ・体臭予防となる

水分量と皮脂量のバランスが崩れるのは何もお顔(フェイシャル)だけの話ではなく、身体全体を覆う皮膚にも同じことがいえます。近年の資生堂によるインターネット調査では、30代の女性が疲れを感じる肌の症状として、「肌荒れ」が「目の下のクマ」に次ぐ58.7%をマークしたことは有名な話です。こういった兆候を示す一つの例として、エステサロンのボディ用化粧品の店販売上が好調なことも挙げられるでしょう。ボディ用化粧品とは、首から下の肌の状態を整えることだけではなく、いまや筋肉や体脂肪を整える役割の化粧品でもあるのです。その他にもボディ用化粧品の目的は洗浄・トリートメント・シェイプアップ・サンケア・脱毛・脱色・制汗・防臭など様々なアイテムがありますので、この夏ニーズの高そうなアイテムに絞り仕入れ商品の選定・もしくは永続的にニーズを満たせそうであれば、思い切ってOEM開発に踏み切ることも検討するといいと思います。

【目次】
1.OEM化粧品開発の一候補として、ボディシャンプーを挙げましょう
2.店販の春・夏対策として、ボディー用防臭化粧品を検討しましょう
3.今回のまとめ

OEM化粧品開発の一候補として、ボディシャンプーを挙げましょう

弊社が携わったOEM開発での人気シリーズに、ボディシャンプーがあります。ボディシャンプー(つまり洗浄料)は、化学合成や天然由来の洗浄剤(界面活性剤)を多く使用しているのですが、顔に比べてボディの方が体臭の原因となる物質を分泌するアポクリン腺の分布する部位が多い分、量もそれなりに含んでいるためしっかりと洗い流す必要があります。また、お風呂上がりにまず行うべきこととして素早い保湿がありますが、それは肌の体温が上昇することで水分がみるみる蒸発をしてしまうからなのです。つまりお風呂上がりの潤い補給は大切なことですから、エステに来店されるお客様が使用するボディシャンプーの種類やその特徴においては、しっかりとヒアリングするべきだと私たちは考えています。
それでは一般的に代表的な洗顔料である固形石鹸と液体石鹸の特徴を挙げていきたいと思います。古くから用いられている代表的なボディ用化粧品といえば固形石鹸ですが、固形石鹸にもいくつかタイプがあり油分や香料を配合したものや、殺菌剤や消炎剤が配合された薬用石鹸があります。硬水で石鹸を溶かすと、硬水中のカルシウムやマグネシウムが石鹸と結合し石鹸の周りを覆ってしまいます。つまり固形石鹸は軟水より固形で泡立ちにくいことも特徴の一つです。液体石鹸とはいわゆる液体のボディ用洗顔料ですが、使いやすく豊かな泡立ちを持つことから、シャワー文化の普及とともに広く使われるようになりました。洗浄力が高く液体石鹸を主体としたアルカリ性のタイプ・石鹸やアミノ酸系を除くアニオン型や両性イオン型の界面活性剤を使った中性タイプ・低刺激のアミノ酸系界面活性剤を主体とした弱酸性タイプに分かれています。

店販の春・夏対策として、ボディー用防臭化粧品を検討しましょう

汗臭や腋臭・足臭など体臭発生を抑える防臭化粧品も、現在ではエステティック専売商品で優れたものもいくつか存在しています。ここでは防臭化粧品の機能を各種類に合わせて共有していきたいと思います。
制汗機能のある化粧品は、比較的強い収斂作用を有する薬剤を配合していることが特徴です。具体的にはフェノールスルホン酸亜鉛・アルミニウム塩などといった成分が配合されています。皮膚常在菌の増殖を抑制する抗菌機能のある化粧品は、体臭の原因物質である皮膚常在菌の増殖を抑制し、防臭効果を得る目的で銀イオンなどの抗菌剤が使用されています。また抗菌性薬剤も一般的には用いられています。発生した体臭を抑える消臭機能がある化粧品は、こちらも体臭の原因物質である低級脂肪酸が金属と結びつくことで、その特異的な臭気を防ぐことができます。これを応用した技術で酸化亜鉛を脂肪酸に作用させ、低級脂肪酸と亜鉛が結びつき臭気がなくなるというものがあります。香りによるマスキング機能も、防臭化粧品が持つ役割の一つです。香水・オーデコロンを用いることでマスキングができ、抗菌と防臭を併せれば、デオドラントコロンと称される製品にもなるのです。「デオドラント」とつくとこれは防臭化粧品なのですが、具体的にはデオドラントローション・デオドラントパウダー・デオドラントスプレー・デオドラントスティックなどといったように、製品は形状によって分かれています。デオドラントローションは、エタノールを大量に含み清涼感に優れるものが多く、制汗効果を高く感じることが特徴で、デオドラントパウダーは、伸びやすべりがよくタルクが高配合されていることが特徴です。デオドラントスプレーは、さらっとした使用感で冷たくなること感じることが特徴で、デオドラントスティックは、付着力に優れていますから、防臭効果の持続性は高い製品だといえます。

今回のまとめ

エステティシャンが行う仕事の本質は改善よりも予防が先立ちます。よって店販でボディ用の化粧品を販売することに合わせて、「身体の汚れを落とす・体臭の発生を抑える習慣」が定着するようにカウンセリングで示すことが重要だといえるでしょう。そもそも体臭のもととなるのは主に身体から分泌される汗や皮脂・そして角層に常在する細菌です。もちろん汗や皮脂の分泌を抑えることは不健康ですし不可能ですから、問題はこれらが時間をかけて古い角質と混ざり合い、皮脂が酸化し、細菌に分解されることにより異臭が発生します。
つまり習慣的にフェイシャルエステやボディエステに通うことは、皮膚の荒れや体臭の予防を施していると伝えられるのです。