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2023.05.05

メイクアップ化粧品に関する、エステサロンが発信するべき情報について

エステティシャンはお客様の健康や美容全体を提供することがお仕事ですから、メイクアップに関するアドバイスや商品選定・場合によってはこれらの販売を行うことも業務と考える必要があります。もっともメイクアップ以前に個人個人の肌の状態を健康に美しく保つことが前提とはなりますが、ベースメイクアップ化粧品を使うことで、肌をより美しく演出することができます。ベースメイクアップ化粧品とは化粧下地・ファンデーション・パウダー類のことを指し、肌の色や質感を変え、肌のキメを整えて紫外線から肌を守ります。

【目次】
1.エステティシャンはお客様の肌色に応じて、化粧下地を選定しましょう
2.ファンデーションの種類は多いので、エステサロンは絞り込み提案を行う
3.今回のまとめ

エステティシャンはお客様の肌色に応じて、化粧下地を選定しましょう

ベースメイクアップ化粧品である化粧下地・ファンデーション・パウダー類をエステサロンがもし販売するのであれば、それぞれ種類の役割や選定基準を、販売先であるお客様へ細かく情報共有することが重要です。
化粧下地はきめや毛穴をカバーしてメイクのりやその効果持続性をよくする働きがあります。またくすみを軽減し肌色を明るくする色補整効果・光沢や艶を出す光効果・UVカット剤を使用することでUVカット効果なども他に担っています。また化粧下地には全顔用としてパール系のものがあり、これは合成金雲母、マイカを酸化チタンやシリカでコーティングして厚みや色味が光を調整しているため、ツヤと立体感が出ることが特徴的です。シミやくすみを隠したい方にはおすすめの製品といえるでしょう。全顔用にはパール系以外にも瑞々しいタイプの製品もあります。このタイプは抱水性成分やエモリエント成分が多いことが特徴です。乾燥が気になる方には、このタイプの製品をおすすめすることが無難でしょう。部分用のオイルコントロールタイプの化粧下地は、皮脂吸収ポリマーやタルク・毛穴をカバーする球状粉体が配合された製品です。さらりとするテクスチャーに仕上げるため、テカリを抑えたいお客様にはエステティシャンが提案するといいでしょう。また、目の下のくまや色の濃いシミ・そばかす・赤み・黄みやくすみといった様々な肌の色ムラを整えるコントロールカラーということも、化粧下地の大切な役割です。淡いピンク色で血色をよく見せる・くすみや色沈みを明るくカバーするイエロー・赤ら顔やニキビ跡の赤みを相殺するグリーン・くまやたるみなどのいわゆる「影色消し」にも有効的なオレンジ・黄みを抑え肌に澄んだ透明感を与えるパープルなどが具体的な役割として挙げられます。

ファンデーションの種類は多いので、エステサロンは絞り込み提案を行う

ファンデーションは、メイクアップ化粧品の要として位置していますから、これの構造や役割を伝えることもエステティシャンの大切な業務の一つです。
ファンデーションの役割は多岐に渡り、肌色補正・質感の修正・しみやそばかすのカバー・紫外線からの保護・トリートメントなどの機能が挙げられます。ファンデーションにも非常に多くの色やタイプがあり、これらは年間を通して(肌色の変化・気象状態に応じて)使い分けていく必要があります。美容メーカーはファンデーションの色調として4〜10種類を用意していることがほとんどです。赤い色調に近いものからピンク・ピンクオークル・オークル・ベージュオークル・ベージュ・イエローなどがあり、これらも明るさ・暗さに応じていくつか品種は分かれています。またファンデーションは、季節によって使い分けることも重要です。例えば夏の肌であれば、高温多湿のため皮脂が多く出てしまいますから、水を弾くシリコーンを配合したものを使用することが適切といえますし、スポンジに水を含ませられる両用のファンデーション・紫外線防止効果のある日焼け止めファンデーションなどもおすすめです。それに対し冬の肌は低温度で乾燥していますから、クリームファンデーション・エモリエント効果のある油分を配合したエマルジョンファンデーションを使用することが適切です。
ファンデーションは、そのタイプによって多くの種類に分類されています。粉が9.5割を占め脂浮き抑制に特化したルースタイプファンデーション・同じくブレストタイプのパウダーファンデーション・粉6:油4の油性タイプでカバー力が高くしみやそばかすを隠すスティックファンデーション・粉や油が均等もしくは水を配合したエモリエント効果の高いエマルジョンファンデーション・O/W型とW/O型に分かれた乳化タイプのクリームファンデーション・さらにみずみずしく仕上がるリキッドファンデーションと、大きくは6つに分類されるので、お客様の目的や肌状態に合わせて、エステティシャンは提案を行わなければなりません。

今回のまとめ

今回のコラムでは、化粧下地及びファンデーションに関するエステサロンは発信するべき知識を扱いましたが、次回のコラムでは新顔ベースクリーム・フェイスバウダーについて共有していきたいと思います。