ホットペッパービューティーが運営するエステサロン向けコンテンツWebサイトによると、2022年のエステサロン専売品人気ランキングでは、1位が「ラッシュアディクト」というまつげ美容液・2位はV3エキサイティングファンデーションというエイジングケア向けの製品でした。
弊社ではエステサロンがお客様から獲得するべき美容シェア(店販)は、優先上位からスキンア基礎化粧品・サプリメントといった内面ケア、その後に美顔器やメイク品だとご提案をしております。つまりこの人気結果はエステサロン経営にとっては優先下位のカテゴリーがランキングされていますので、あまり楽観視ができるものではないという認識です。
しかしながら好意的な見方をすることもできます。それは「エステサロン全体として店販のユーザー購買率が上がったかもしれない」ということです。確かにスキンア基礎化粧品・サプリメント等は購入されるとリピート率や単価も高いのですが、それだけ女性が「すでに何か別の愛着商品がある」と考えることが自然です。まずは百貨店・ドラッグストアではなかなかみないような特化型且つ低単価のエステサロン専売品を購入いただき、スキンア基礎化粧品・サプリメントの購入見込み顧客数を増やしていくことも、有効的な戦略だといえるでしょう。
【目次】
1.物販売上を伸ばすために、戦略的にプッシュするエステサロン専売品
2.エステティシャンが使える、入浴と自立神経についての豆知識について
3.今回のまとめ
物販売上を伸ばすために、戦略的にプッシュするエステサロン専売品
上記のようなエステサロン専売品で弊社がお薦めしていますのが、「オーガニックのデッドシーバスソルト」です。デッドシーとは「死海」のバスソルトという意味ですが、リラクゼーション効果が大変高く、人体の紫外線カットや脳・内臓が休まる効果も確認されています。また死海は天然ミネラル成分を豊富に含んでおり、マグネシウムやカルシウム・ナトリウム・カリウム・ストロンチウムがその例です。多種なミネラルはドイツやヨーロッパでは美容だけでなく医療として用いられており、健康的な治験も様々なデータが発表をされています。
健康意識の高まり・女性の社会進出などが相まって、入浴も一つの「美容・健康投資」と考えられるようになってきました。お湯につかると血行促進が行われるだけではなく、自立神経のバランスが整えられる効果もあります。また浮力が働くため、重力から解放され筋肉がほぐれたりもします。近年ではサウナ浴・岩盤浴などの身体を温める入浴美容も浸透しているように思います。こういった消費者のニーズに合わせて、効率的に行える美容方法や付随する店販商品を提案していくことも、エステティックサロン経営にとっては大変メリットのある施策だといえるでしょう。
エステティシャンが使える、入浴と自立神経についての豆知識について
エステティシャンは店販商品と同時に「豆知識」も売ることが重要ですから、入浴に関しての例を共有したいと思います。
テーマは自立神経で「お湯の温度が自立神経に与える影響」という内容です。交感神経優位は冷え・むくみ・消化不良・メンタルの不調など様々なダメージを身体にもたらします。ですから交感神経も副交感神経もバランスよく高める必要があるのですが、このコントロールを入浴で行えることができるのです。具体的には41度以上のお湯に入ると交感神経の働きを高めて、神経を覚醒させることができます。朝にパッと目覚めたい場合は、熱いシャワーやお湯に入ることが有効的です。しかしながら、体温が高すぎると入眠が困難になるため、就寝2時間前を避けるようにしてください。38〜39度のぬるめのお湯に入ると、副交感神経の働きを高めリラックスすることができるため、特に運動後は20分以上入ると血液が循環するため有効的だといえるでしょう。
今回のまとめ
エステティシャンはどの販売業種よりも「なぜこの製品がお客様にとって必要なのか?」ということを営業上お伝えすることが必要です。なぜなら化粧品やサプリメントはお客様の身体に作用するため、「何となく使う」「誰でも同じ製品を使う」ということがありえないからです。つまりエステサロンの店販とは、成果を上げるためにはスキルが必要ですし、そのための学びが絶えることはないでしょう。しかしそれは同時に「誰にも真似ができない」サービスを形成できるチャンスといえますので、私たちも確かな情報を基にエステサロンだからできる物販ビジネスをサポートしていきたいと考えています。