弊社でOEM開発しておりますNMN成分は、ワシントン大学の医学部による臨床試験により、その高い抗老化作用が数々のエビデンスとして証明をされています。抗老化作用とは体内のエネルギー通貨の役割を果たすNADの生成機能を上げることです。NADを語ることにおいて重要になってくるのがミトコンドリアなのですが、ミトコンドリアと言ってもエステサロンに通う一般消費者のお客様には理解ができないと思います。私たちが支援するエステティシャンの中では、「肌年齢の指針となるターンオーバーサイクル・身体の肥満、不調や疾病発現の指針となる基礎代謝レベルを決定しているのは、細胞です。そして細胞のエネルギー(ATP)をつくるのはミトコンドリアです」と上手にカウンセリングの中でお伝えをされています。
【目次】
1.NMNを大学が研究し、メディアが発信する社会的意義について
2.エステサロンは、内面美容を目的としたカウンセリングも必要である
3.今回のまとめ
NMNを大学が研究し、メディアが発信する社会的意義について
男性は15〜17歳・女性は12〜14歳で基礎代謝はピークアウトしていくと厚生労働省が管轄するWebサイトe-ヘルスネットでは発表をされていますが、基礎代謝は美容・健康に関するすべての作用に関わっているといえます。そして基礎代謝を司るミトコンドリアは、NADの減少を理由に働きは徐々に弱まっているのです。エステサロンでいい手技・機械のフェイシャルやボディメニューを受けること、スキンケア・ボディケアでは良質な化粧品をホームケアで使うことなどはもちろん大切なことなのですが、身体の内部の変化に合わせて生活習慣を是正することもまた、エステティシャンはお客様に教育を行わないといけません。
まず人間は誰しも歳を重ねますが、加齢は当然身体の内部環境を徐々に変えていきます。NADが減少すると肌細胞の活性も弱まりますから、そうすると表皮では細胞間脂質やNMN(天然保湿因子)がつくられにくくなります。細胞間脂質やNMNが減った肌は角層がごわごわ(角質肥厚)し、真皮のヒアルロン酸・肌弾力を保つエラスチン線維やコラーゲン繊維をつくる能力が衰え、しわ・たるみの原因になります。また前回のコラムでお伝えした老化原因のもとである活性酸素ですが、免疫機能である酵素(SOD)の量が30代以降から減少します。SODの減少は20代〜30代の肌変化として小じわが増える・40代〜60代では深いしわが目立つ傾向にあるといわれています。
ハーバード大学・ワシントン大学医学部といった先駆的な組織がNMNの臨床試験や波及に努めるのは、こういった加齢による弊害の対策を設けたいというミッションが背景としてあるのです。
エステサロンは、内面美容を目的としたカウンセリングも必要である
エステティックの業界ではよく「外面美容・内面美容・精神美容」が大切だといわれていますが、具体的に内面美容とは摂取する栄養バランスのことを指しています。女性の社会進出・テクノロジーの発展などは一部に不規則な食生活を加速させる効果もあるといわれていますが、こういった習慣は体調不良・免疫機能の低下を招き健康・美容の状態として悪化するといえるでしょう。良質なタンパク質・食物繊維・ミネラル・ビタミンなどをしっかりと摂取し、油分や糖分・お酒やカフェインなどの嗜好品の摂り過ぎに注意することを促すことは、エステティシャンにとって大切な使命であるといえます。
また各細胞が弱体化するということは、当然内臓の機能も低下するわけですが、内臓の機能低下は血行不良が原因の主として挙げられます。血液を運ぶ血管はコラーゲン繊維やタンパク質でその壁を形成していますが、加齢により血管は硬く脆弱にもなり血行は悪くなるのです。血行不良が起きると内臓を形成する細胞・肌細胞などに栄養を運びにくくなりますから、疾病も起こりやすくなりますし、肌の悩みも増えやすく・改善が難しくなっていくのです。
今回のまとめ
エステサロンは通うお客様にとって決して「綺麗になる空間」という役割だけではありません。日々の疲れを癒やしたり、生活習慣を勉強する学びの空間であると考えるお客様は大変多いといわれています。代謝不調が起きると肝臓の働きが悪くなり肌荒れ・くすみなどで悩むお客様もおられると思いますが、アルコールによるストレス発散もエステティシャンとのコミュニケーションで行動を代用することができますし、腎臓の働きが弱りむくんだ場合、エステティシャンのフットマッサージは喜ばれるサービスといえるでしょう。