弊社が構築した化粧品やサプリメンを対象とするOEM開発事業の特徴は、「エステサロン独自の商品開発」です。OEMは原料原価・調達ロット・試作開発費といったあらゆるコスメ面の問題から、同一または類似商品を多くのエステサロンに出荷するいわゆる「ラベル張替え商品」であるケースがほとんどです。しかしこのやり方ではOEMの企画会社や製造元は一時的な儲けを享受することができますが、類似製品が競合に出回る化粧品やサプリメントの在庫を1,000〜3,000個程抱えるエステサロンには、僅かな利益率の免除以外に何もメリットがない商売だといえます。エステサロンはマーケティングの宝庫といえます。OEM事業に参入するのであれば、現場のアイディア・これまでの施術や店販を通じての顧客データ等を駆使し、正しく「オリジナル」といえる商品をエステティシャン自らが生むことで成功へと繋がるでしょう。
私たちはこのポリシーを前提としたOEMスキームを組み、業績アップができるようプロモーション支援ができるまで体制を整えております。
【目次】
1.OEM事業のリスクヘッジは、エステサロン内のカウンセリングにあり
2.3種類のくまに合わせた、エステ施術・化粧品・生活習慣カウンセリング
3.今回のまとめ
OEM事業のリスクヘッジは、エステサロン内のカウンセリングにあり
前回のコラムで取り上げた、目もと美容の「くま」にかんする悩みには大変多くの美容成分が焦点を当てられコマーシャルをされています。ビタミンC・カフェイン・レチノール等がその例といえますし、カウンセリングにおいても「睡眠を十分に取りましょう」・「エステでマッサージをしましょう」・「乾燥対策を施しましょう」など、アドバイスを絞りきれずに改善をミスリードすることも少なくはありません。くまには、血行不良型の青くま・たるみ型の黒くま・色素沈着型の茶くまといった3種類が存在することをお客様には伝える必要があることは前提となりますが、くまの種類によって症状や原因が違います。つまりそれぞれのくまに適したお手入れ(エステ施術を含む)の方法・効果的な化粧品や成分等をしっかりカウンセリングでお伝えできていれば、エステ施術の売上や店販売上は確実に上昇させることができますし、OEM事業の失敗するリスクも軽減をすることができるのです。
補足ですが、くまは青・黒・茶といった色の見分け方以外に他の方法もあります。青くまは目尻を横に引っ張ると薄くなりますし、黒くまは上を向くと薄くなります。茶くまは引っ張っても上を向いてもまったく変化はありません。
3種類のくまに合わせた、エステ施術・化粧品・生活習慣カウンセリング
血行不良型の青くまは、滞った血液が目の下の薄い皮膚を通して青黒く見せています。寝不足・目の疲れや冷えが原因で目の周りの毛細血管の血流は滞りますので、温活・睡眠時間の確保などが日常の改善策として提案ができるでしょう。血行促進を行うマッサージなども有効的ですし、摂取・塗布する美容成分としては、カフェイン・ビタミンE・カプサイシン・ゴールデンカモミールなどが挙げられます。
たるみ型の黒くまは、影ができて黒く見え、むくみが加わるとさらに目立つ「大人を悩ませるくま」といえます。加齢に伴い皮膚はハリや弾力を失いますが、そうすると目の下がボコボコし、眼輪筋が衰えることで眼窩脂肪が下がり下まぶたにヘルニアを起こすことが原因だといわれています。このときエステティシャンが推奨するお手入れ方法は、眼輪筋トレーニング・コラーゲン生成を促すケア・むくみ対策がその例です。医療クリニックではヒアルロン酸注射や下眼瞼手術などを推奨されたりするのはこの症状だといえます。化粧品であれば、レチノール・ビタミンC誘導体・ペプチド・幹細胞美容液の含有した店販製品を仕入れ選定したり、もしくはOEM製品として開発することが有効的でしょう。
最後に色素沈着型の茶くまですが、これは単純でメラニンにより茶色く見えているだけですから、目をこすってしまったりすると色素沈着はより悪化してしまいます。抗炎症・美白系のトリートメンなどが有効的ですし、アイメイクを優しく落とす方法をお客様には指導する必要があるでしょう。化粧品成分としては、ビタミンC誘導体が推奨されることが大体です。
今回のまとめ
OEMのオファーをいただくとき、弊社ではかなり細かく目的をヒアリングさせていただきます。「リフトアップする美容液」「美白に近づく化粧水」など、最初はかなり抽象的なイメージであったとしても、多くのお客様をエステ施術によって綺麗にし、ホームケアを提案することで自立を促すエステティシャンの皆様であれば、最終的にはかなりアイディアの解像度が上がり検証もリアリティをもって進められます。この過程にこそOEM事業における成功への秘訣が詰まっているのだと私たちは思っています。