フェイシャルエステサロンの季節に沿ったマーケティングとして「シミケア」は活況といえますが、同様に「くすみのケア」もニーズが高まり同様のエステメニュー及び仕入れ・OEMの店販商品は売上が上がりやすいでしょう。日本化粧品工業連合会が定める効果効能専門委員会では、くすみは以下のように定義されています。くすみとは、顔全体または目の周りや頬などに生じ、肌の赤みが減少して黄みが増すこと。または、肌の艶や透明感が減少したり皮膚表面がボコボコすることにより影が生じ、明度が低下して肌の色が暗く見える状態のことをいいます。つまりエステティシャンを含めたスキンケアのプロフェッショナルでなければ、「くすみの対策」を正確に把握し行うことは不可能です。そのためエステティシャンはWebマーケティングやエステサロン内部の販売促進物を用いることで、くすみの種類・その見分け方・発症の原因・効果的な解決方法を発信する必要があるといえます。
【目次】
1.エステサロンはお客様のお悩みを聞き、カスタマイズ提案することが大切
2.エステティシャンがお客様に教えるべき「5種類のくすみ」について
3.今回のまとめ
エステサロンはお客様のお悩みを聞き、カスタマイズ提案することが大切
そもそもくすみの性質そのものを、エステに通うお客様に伝えることが、のちのエステメニュー・店販提案の大切な土台となると私たちは考えています。肌の色は、皮膚を構成する乳白色の真皮と半透明の表皮だけでなく、表皮に含まれているメラニンや真皮の中の毛細血管に流れる血液等が混ざり合い発しています。例えば老化や肌荒れなどで角層が分厚くなるとメラニンの影響を受けて肌の色が暗くなることもありますし、血行が悪くなることでくすみの原因となることもあります。つまり「くすみ」といっても一概に片付けることはできず、原因はいくつかがあるため、それぞれのタイプをエステに通うお客様がまずは理解することが重要です。また、各々の原因によってエステメニューや店販による解決方法も当然異なりますから、「くすみが気になります」というお客様には、まずカウンセリングの際、くすみのタイプとその見分け方を伝えましょう。
エステティシャンがお客様に教えるべき「5種類のくすみ」について
当然くすみとは一言で片付けることができませんし、種類は5タイプにも及びますから、それぞれをWebマーケティングやエステサロン内でのカウンセリング(かなり専門的な内容になるため、弊社としてはエステサロン内での販促品活用・カウンセリングでのお伝えを重要視しています)をし、且つこれもまた図解などを使えば確実に施術や店販の売上は上がりやすくなるといえます。くすみのタイプは角質肥厚型・乾燥型・血行不良型・糖化型・メラニン型の5タイプがあります。角質肥厚型はその名の通り老化した肌が角質細胞を厚く積み重ねることから発症します。角質肥厚は主に肘・膝・踵の肌に多く見られ、肌が灰色がかっていることが特徴です。乾燥型は、皮膚の場所は選ばず特徴としてはキメが乱れ透明感や艶がないことが特徴です。血行不良型は微小循環がうまくいっていない状態ですから血色が悪く青黒い肌をしています。糖化型は黄褐色といわれますがこれも老化の一種といわれる現象です。メラニン型はただ肌が黄ばんでいるだけでなく、色むらも顕著といえるでしょう。
今回のまとめ
レベルの高いエステティシャンを目指すことは大変難易度が高いことだと、職務を重ねれば重ねる程私たちはそのように痛感します。当然ですが、エステサロンでは医療行為ができませんし、医薬品の販売をすることもできません。しかしながら近年医学の分野においても「身体は恒常的な状態を保つことが重要だ」・「食生活・睡眠等、日常の習慣が身体をつくる」といった内容が通説になることで、勤勉且つ行動力が豊かなエステティシャンの社会的価値が明らかに高くなっているという事実に私たちは感触を持っています。手術を施すこと・特効薬が使えないことで、美容や健康を用いたビジネスの成功・社会貢献ができるのではないかと、弊社ではエステサロンにそのような期待を持っています。